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在宅看護論(22)(在宅療養者の状態別看護) [在宅看護論]

4)ターミナル期の療養者

(1)症状コントロール

・ 末期癌患者が在宅療養するには、症状のコントロールができていることが重要です。

末期癌.png

・ 末期癌の疼痛に対しては、麻薬や向精神薬が処方されることが多いので正しい使用方法、管理方法を熟知して、実践し、家族への指導を行います。

・ 末期癌の疼痛に対しては、痛みの強さ、性質、変化、生活への影響など、主観的な情報とともに、身体的アセスメントを十分に行い、家族からも情報を収集します。

・ 痛みの強さをスコア化して把握するために、フェイススケールなどを用いることもあります。

・ 麻薬を使う場合、副作用の発現に注意します。

・ 代替療法として、マッサージ、アロマセラピー、リラクゼーションなどの方法もあります。

(2)家族支援

・ 療養者だけでなく、家族もケアの対象として、残された期間を家族で充実して過ごせるよう援助します。

在宅ホスピス.png

(3)チーム医療

・ 在宅でターミナル期を過ごす療養者や家族のニーズは、多様です。医師、看護師、薬剤師、ホームヘルパー、ボランテイアなどのチームで対応します。

・ 急変時や家族の意向が変わった時は、いつでも入院できるように体制を整えておきます。

・ 往診可能なかかりつけ医の確保は重要です。24時間いつでも相談ができ、必要時にケアが受けられる体制を整えておきます。

(4)自己決定への支援

・ 在宅でターミナル期を過ごすには、家族と療養者の希望があることが条件となります。そのためには、十分な説明と意思決定の支援が必要となります。

・ 積極的治療から緩和治療への転換には、医師との相談を十分に行った上で、療養者や家族の意思を尊重する必要があります。

・ 療養者と家族の意思に相違がある時は、両者の間で、中立の立場で働きかけ、意思の統一がみられるよう支援します。

・ 病状が悪化した時、心肺蘇生や人工呼吸器などの装着をするかどうかをあらかじめ意思表示しておくこと場合があります、その要望書をリビングウイルといいます。

(5)遺族への看護

・ 遺族が悲嘆のプロセスを理解し、悲嘆作業(グリーフワーク)を十分行うことができ、新しい出発ができるよう支援します。

・ 遺族は通常は、1〜2年で新しい家族として再生すると言われますが、十分な悲嘆作業が行われないと病的な悲嘆となります。 死別否認、抑うつ、自責、身体的症状の出現などが長期にわたる場合、専門家の支援が必要となります。

位牌.png

・ 遺族会や、地域のサポートグループなどを紹介する方法も考慮します。

[設問] ターミナル期の癌患者の症状コントロールについて正しいものを一つ選べ。

イ 末期癌患者が在宅療養をするのに、症状コントロールは重要ではない。

ロ 痛みに対しては麻薬や向精神病薬が処方されるが、家族での管理は難しいので、家族への指導は必要ない。

ハ 末期癌患者の疼痛は、主観的な情報とともに、身体的なアセスメントを十分に行い、家族からも情報を収集する。

ニ 代替療法のマッサージ、アロマセラピー、リラクゼーションなどは取り入れるべきではない。

                               正解 (

[設問] 病状が悪化した時、心肺蘇生や人工呼吸器などの装着をするかどうかをあらかじめ意思表示する要望書を何というか?

イ リビングウイル  ロ 医療要望書  ハ 診療同意書  ニ 診療嘆願書

                                    正解 (


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